息子は幼稚園に入るか入らないか・・・位から花粉症に悩まされていました。
おまけに誰に似たのか、アレルギ−だの花粉だので耳も鼻も弱い。
母は耳も鼻も強く、気も強い・・・私に似れば×××。

幼稚園に入園して中耳炎、地元のヤブ医者で穴開けて2回・・・。
医者に言われるまま。ただ一度東大病院の耳鼻科で検査したこともあったけど、ここもダメ。

 小学校入学。春の健康診断。耳の聞こえに引っかかり、病院にて検査することになった。
しかし、運の悪いことに春はアレルギ−で鼻も耳もグチョグチョだった。
柏の慈恵で初の検査。これも検査といっても超音波とのぞくだけ。若い先生・・・
(たま〜に新橋の慈恵に今いるねぇ)2〜3人先生が変わった。
年に3回くらい検査していた。毎回「低音難聴?なんでしょね?」・・・と言われて早4年が過ぎる。

 去年また担当が夏に変わった。また若い先生。
しかし安住くん似のすてきな先生。(マスクしていたけど)
その時初めて

「CT撮った?撮ってないの?うそでしょ?」

それで怪しい物を発見。
おいおい・・・おそいよぉ。1年生から通い、4年生の夏に全てがわかった。
おかげで真珠種は大きくりっぱに育っていた。

 急いで手術。新年明けてのことでした。手術は慈恵の小嶋先生。
説明では、

真珠種がかなり大きく、顔の神経ギリギリ、おまけに味覚の神経切るしかなく、
骨は3本なかったし。


今更悔やんでも仕方なく、私も自分を責めた日もありました。
もっと早くにわかっていれば・・・でも仕方ないです。
手術は時間がかなりかかり3〜4時間?13時〜19時まで息子は手術室にいました。

 術後は2〜3日は辛そうでした。まあ、入院初日は寂しさ辛さで泣いていましたが、
術後は痛くて、それどこころではなかったみたい。
口の中がカラカラになるので、横向いてうがいをするのですが、
下手な看護婦にあたって、その日はたまらなかった・・・とか。

 子どもの快復力はとても早かった。
おまけにかわいいGFも出来て、何時しか寂しさも痛さも何のその。
息子にとって初の入院はとっても良い経験でした。
病気との闘いもあったけど、他人だらけの中で社会勉強、
そして弱っている者へのおもいやり、やさしさ、協調性。
彼は、10日ばかりで大きく成長したと思います。

ただ我が家は個室ではありませんでした。そんな・・・無理です。
しかしGFは個室。息子にボクも、ボクも・・・と何度も言われました。
それだけはごめんね。でも次の手術はもう大丈夫だわ。また4人部屋で・・・。

 先生から、息子の耳には「必ず再発するでしょう」と断言されています。
そんな体質だとか?ですから1年半〜2年後に再度手術です。
その時に骨をしっかり入れてあげるから・・・と。だから今は耳の中はカラッポです。

しかし子どもは強いよ。母より強いさぁ。

 今はまだプ−ルに入っていません。今年は入れるのか心配。
彼は、スイミングも辞めちゃったので、今年は泳ぎたくてたまらないみたい。
我が家でホントに泳げないのは母だけだった・・・       つづく☆